
災害時に備える備蓄品
災害時、被災された多くの方々は自宅で待機することになります。日常品はご自宅に保管されていますが、電気や水道が使えない状況を想定して、事前に必要なものを準備しておくと良いでしょう。救援物資が届くまで最低3日、ライフラインの復旧は1週間以上といわれています。まずは各ご家庭の人数にあわせて「7日分」の備蓄をしておくことをおすすめします。
備蓄品は、以下でご説明するとおり、「生活用品」「衛生用品」「食料」の3つに分けて整理しながら準備すると良いでしょう。
生活用品
被災しても出来るだけ普段通りにストレスなく生活ができるよう、災害時の暮らしをイメージして、自分に適したものを準備すると良いでしょう。

カセットコンロ
冷えた身体を温めたり、不安な心を落ち着かせるためには、温かい食べ物や飲み物を摂ることが一番。カセットコンロが1つあれば調理もできますし、あまり場所を選ばずに使うことができるのは大変便利です。
※ カセットコンロ1基 + カセットボンベ(1日1本)

携帯用充電器または大容量バッテリー
災害発生時は携帯電話がつながりにくくなりますが、安否確認や伝言板サービスなどが利用できます。3日分(3回分)の充電ができれば、携帯基地局の復旧後に連絡手段をとる強力なツールとなります。また、大容量バッテリーが1台あれば、家族の分の携帯充電に加え、その他の家電製品を使うこともできます。

給水袋
断水時、給水所や給水車から提供される清潔な水を輸送・保管することができるポリエチレン製の袋です。1人1袋を用意すると良いでしょう。
選ぶポイントとしては、容量が5~6ℓ位、給水口が広く、持ち運びがしやすく、自立するものがおすすめです。

LEDランタン
室内や車内を広い範囲で照らす照明です。キャンプ用でも代用できます。
充電池や乾電池を使うので、余分な電池も用意しておくと良いでしょう。

防災バック
防災用品を入れるため のバックです。持ち運びのしやすいリュックタイプのものが人気です。お手持ちのバックでも代用できますが、できれば防水タイプのものが良いでしょう。

使い捨てカイロ
冬場では定番の防寒ツールです。寝るときは布団の中で使うと良いです。また、貼るタイプのカイロであれば、脚や腰につけるだけで効果抜群です。
1人1日3個、3日分で9個を用意すると良いでしょう。