
災害時に通信を確保するための対策
災害が発生すると、通信インフラ(携帯基地局・光回線など)が影響を受け、スマホの通信が制限される可能性があります。スマホが使えなくなる可能性も考えて、事前にできる対策をしておくことが大切です。
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災害時のスマホ・通信状況
通信インフラ(携帯基地局・光回線など)が影響を受け、スマホの通信が制限される可能性があります。
① 通信できる可能性が高いケース
✅ 電波は届くが、回線が混雑している場合
→ LINE・SNS(Twitter・X) は使える可能性がある
→ 音声通話よりもネット回線(データ通信)の方がつながりやすい
→ Wi-Fiスポットが開放される場合がある
✅ 一部の基地局が生きている場合
→ 大手キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク)は予備電源を確保しているので、数日は動作可能
✅ 災害用Wi-Fi(00000JAPAN)が開放される
→ 公衆Wi-Fiが無料開放されるので、スマホがWi-Fiに対応していれば接続できる
② 通信できなくなる可能性があるケース
❌ 基地局や光回線が被災し、完全にダウン
→ 携帯のアンテナが圏外になり、通話も通信もできなくなる
→ 災害直後は通信が混雑し、つながりにくい(特に音声通話)
❌ 停電が長期間続き、基地局の予備電源が切れる
→ 数時間~数日で電波が使えなくなる可能性
❌ 物理的な損壊(地震・津波・火災)でインフラが崩壊
→ 特に津波・土砂崩れで基地局が流されると、復旧まで長期間かかる
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事前準備
✅ モバイルバッテリー・ポータブル電源を確保
→ 停電時にスマホの電池がなくなると連絡手段が失われる
✅ ラジオ(手回し・電池式)を準備
→ スマホが使えなくても、災害情報を得られる
✅ 「災害用伝言板」や「防災アプリ」をインストール
→ NTTの171(災害用伝言ダイヤル)を使えるようにしておく
→ Yahoo!防災アプリ・NHKニュース防災アプリを入れておく
✅ 家族と「連絡方法・集合場所」を決めておく
→ スマホが使えない場合に備え、避難先を事前に決める
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災害発生直後(通信が混雑する時間帯)
✅ 音声通話はできるだけ使わない(電話回線が混雑するため)
→ どうしても通話したい場合は 「災害用音声メッセージサービス(171)」を使う
→ LINE・メール・SNS(Twitter・X)が比較的つながりやすい
✅ 公衆Wi-Fi(00000JAPAN)を利用する
→ 各キャリアが 無料で開放 するため、Wi-Fi設定を確認
✅ データ通信は節約し、電池消耗を防ぐ
→ 「機内モード」にしておくと、バッテリーの減りが抑えられる
→ 省電力モードをONにしておく
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長期間の通信障害に備える
✅ ポータブルWi-Fi(モバイルルーター)を持っておく
→ 携帯回線がダウンしても、別のキャリアの回線が生きている可能性あり
✅ 家に固定電話(アナログ回線)を残しておく
→ 光回線ではなく「黒電話」のようなアナログ回線は、停電時でも使える場合あり
✅ 衛星通信サービス(Starlinkなど)を検討
→ 山間部・津波被災地でも通信を確保できる(個人で導入するのはハードル高め)
まとめ
✅ 災害時にスマホは使える?
🔵 一部は使えるが、状況によっては圏外・通信混雑になる可能性が高い。
🔵 データ通信(LINE・SNS)は音声通話よりつながりやすい。
🔵 停電が長引くと、基地局の予備電源が切れ、携帯が圏外になる可能性がある。
✅ 事前に準備すべきこと
✔ モバイルバッテリー・ポータブル電源を用意
✔ 災害用伝言板(171)を使えるようにする
✔ ラジオ(手回し式)で情報収集できるようにする
✔ 公衆Wi-Fi(00000JAPAN)の使い方を知っておく
✅ 災害発生後の行動
⚡音声通話よりLINEやSNSを優先
⚡ 公衆Wi-Fiを活用し、通信を確保
⚡ スマホの電池消耗を抑える(機内モード・省電力モード)
自宅避難でも通信が途絶える可能性があるため、「スマホが使えない前提での備え」が大事です!
特に 「ラジオ」や「災害用伝言板」「避難所の掲示板」を活用する準備をしておくと安心 !
万が一の時に 「スマホが使えないと何もできない」 という状況にならないように、今のうちに備えましょう!