
災害時に、水、食料、医薬品などの備えがないと... ※怖い話
災害時に水・食料・医薬品などの備えがないと、以下のような深刻な事態が考えられます。特に高齢者の場合は、体力の低下や持病の悪化などのリスクが高いため、より一層の備えが必要です。
01
水がない
【結果】脱水症状や衛生環境の悪化
● 人間は水がなくても、じっとしていれば3日、水があれば40日以上生きることができます。
通常、人は、1日に最低1,200㎖以上の水分をこまめに補給する必要があります。
脱水症になると、頭痛やめまい、倦怠感、食欲不振を引き起こします。
生きるために、「水」は最重要の備えです。
● 夏場は特に脱水症状や熱中症のリスクが高まり、命に関わります。
● トイレが流せず、衛生環境が悪化。感染症や食中毒のリスクが増えます。
02
食料がない
【結果】体力低下や栄養不足
● 人間は食べ物がなくても最大2ヶ月は生きることができるそうですが...、
数週間で身体のブドウ糖・脂肪・プロテインを使い切って死へ近づきます。
その前に、ビタミンやミネラル不足によって免疫機能が弱り、病気になる可能性が高いです。
● 高齢者でも、自分は健康だからある程度は生きながらえる?
いやいや、そんな希望は捨てましょう。
健康だからこそ 空腹に耐える力が低いため、栄養不足による免疫低下や体力の消耗が早いのです。
● 避難所に救援物資や配給が届くまでの時間は、各避難所によってバラバラです。
せっかく配給が早く届いたのに、自分に適した食事が手に入らない可能性も。
→ アレルギーや特別な食事制限がある人など
→ 低血糖になりやすい人(糖尿病など)や、嚥下障害がある人など
03
医薬品がない
【結果】持病の悪化や緊急時の対応ができない
● 中年・高齢者に多い高血圧、糖尿病、心臓病などの持病がある人は、
薬が切れると症状が悪化 し、最悪の場合は命に関わります。
● 災害時は病院や薬局が閉まっていたり、医療機関が混雑していてすぐに診察を受けられないことも。
● ケガをしても消毒や包帯がなく、傷口が悪化して感染症になるリスクがあります。
04
その他(電気・ガスが止まる)
【結果】感染症や体調不良のリスク増大
●災害時は トイレが使えなくなる ことが多く、携帯トイレや簡易トイレがないと排泄が困難に。
● 水不足で手が洗えないと、ウイルスや細菌が広がりやすい。
→ ノロウイルスなどの感染症が流行しやすくなる
● 生理用品やおむつなどがないと、不快感や衛生面での問題が深刻化。
05
その他(避難所に行けない・孤立する)
【結果】迅速な支援が受けられない
● 高齢者や足の不自由な人は 避難所に行くのが難しく、自宅に取り残される可能性 がある。
● 周囲と連絡が取れず、救助が遅れることも。
● 一人暮らしの高齢者は特に「誰にも気づかれず衰弱する」リスクが高い。
結論
「備えがないと、命にかかわる」
災害時はすぐに支援が来るとは限らず、「最低3日間、できれば1週間分の備えが必要」と言われています。
特に高齢者は体力や健康面のリスクが高いため、より慎重な準備が不可欠 です。
こうしたリスクを具体的に認識することで、「今すぐ備えなければ!」と感じてもらえればと思います。